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【鬼滅の刃】母に似た女性

第5章 伍


その瞬間、障子の穴越しに父と目が合った。
まずい、と思ったが体が動かなかった。怒鳴られる、と咄嗟に子供のようなことを思った。

しかし俺の予想と反して、父は表情を変えぬまま彼女の下腹部に顔を埋めた。目が合ったのは気のせいだったのだろうか。いやそんな訳はない。

彼女は全く気付いていないようだった。父の舌の動きに合わせて身を捩り、堪えきれない声を漏らし、必死に父の髪を掴んで、全身で快楽に耐えていた。

彼女の体勢が変わった。父はこちらを一度ちらりと見ると、彼女の脚を大きく開かせた。彼女のそこがよく見えるようになった。

そこは濡れそぼってぬらぬらと光り、男の陽物を強く求めているようだった。

もう今すぐにでもこの障子戸を開けて父を押し退け、そこにぶち込みたいと思った。ここまで邪な思いを持ったのは初めてだった。

それは耐え難い欲情であった。彼女の体、彼女の反応の全てが俺自身をどこまでも熱く、硬くした。

しかし、俺は戸に掛けた手をすんでのところで抑えた。その代わりに、俺の下腹部で大きく滾っているそれにその手を伸ばした。
俺は無我夢中で着物の裾を広げ、褌を解いた。そこに手が触れた時、我を忘れたようにその手を上下に動かした。



今彼女は父に指で犯されている。先程と同じような水音が聞こえてくる。脚を大きく広げ、物欲しそうに腰をくねらせている。
父は時折そこに舌を這わせ、滴り落ちている彼女の蜜を舌で掬い取っている。その蜜はどんな味なのか、考えるだけで俺の手の動きは速くなってしまう。
彼女の限界が近いのだろう。嬌声が大きくなっている。時折小さく駄目、と言う声も聞こえる。全く否定の意が篭っていない「駄目」と言う言葉がこんなに蠱惑的なものとは知らなかった。息も絶え絶えな彼女が何度目かに駄目、と言った瞬間、またも大きく水飛沫が散った。

その瞬間、俺のそこからも白濁が迸った。
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