第3章 みにくいあひるの子…森の家で♥️♥️
アヒルが困惑して顔を見合わせる。
「母さんさあ、この女、相当気が強いみたいだね。 てか、フォアグラってガチョウだし」
「なあに、数の利だ。 クチバシと爪で追いたてれば済むこと」
不敵に笑う母アヒルだった。
「………な、何よ。 ちょっと、近付かないで! 痛い痛い痛い!!」
何羽かのアヒルに木こりは寝室のベッドの上へと追われた。
「動けば怪我するぞ。 女を従順にさせるのは得意だ」
二匹のアヒルが近付いてビリリ、と木こりが着ている衣服を縦に裂いた。
「あっま、待って!! ちょっと何………」
木こりの顔が青くなった。
ツツ、と羽先が肌をくすぐり撫でて、木こりの背すじに悪寒が走る。
「フフフ。 フェザータッチという言葉を知らないか? まあ、それに、アヒルにももちろん性器はあるんでな。 射精時には人よりも長い」
(鳥となんて冗談じゃない!)
そうは思うもアヒルのクチバシは体の割に大きく、思っていたより強力だった。
「や、やめて。 やだこんな……きゃあああああっ………」
彼女の悲鳴を掻き消すがごとく。
アヒルたちが木こりに群がって覆い尽くした。