第11章 マッチ売りの少女…1月1日❤❤
「それにさあ。 おまんこグチョグチョにして僕を締め付けてる最中に言うことじゃないよねえええ?」
「……っ!!」
先ほどまでの自らの痴態を思い起こしてしまい、サラが耳まで真っ赤にして目に涙を溜めた。
俯いて無言でいるとふいに抱きしめられる。
サラは慌てて離れようとするが、逆に強く引き寄せられてしまう。
「ちょ…ホーリーさんっ」
戸惑って抗おうとする少女に構わず、ホリーは耳元で囁いた。
「好きだよ」
その言葉を聞いた途端、心臓が跳ねる。
「えっ!? あの……」
動揺するサラを見てクスクスと笑いながら彼がそのまま唇を重ねてきた。
「んっ……」
舌が絡み合う感覚に背筋がゾクゾクする。
(……これ、気持ちいいかも……)
またそんなことを考えてしまい、慌てて否定するように心の中で首を横に振る。
そんなサラの様子に気付いたのか、ホーリーはもう一度クスリと笑うと身体を起こして立ち上がった
「面白くて萎えちゃったなあ。 そろそろ朝食の時間だねえ。 せっかくのニューイヤーだし…下に食堂があるよお。 行ってみようか?」
そう言われて時計を見ると、確かにいい時間になっていた。
「は、はい………」
サラも頷いて起き上がり、彼についてのろのろと着替えを始めたのだった。