第9章 閑話シンデレラ…舞踏会編♥♥
シンデレラが彼女の胸の尖りを強く吸い上げると、アンナの身体は全身が痺れるような感覚に包まれて跳ね上がった。
その反応にシンデレラは満足そうに笑みを浮かべる。
乳首の根元に舌を置き、その周りをぐるりとなぞっては脱力してぬるぬると絡ませ、今度は優しく丁寧にアンナを慈しんだ。
「ああっ、いや、そんなっ、そこばかり……」
アンナが彼の胸に置いていた指先に力を込め、顔をこわばらせて言ったが、彼女の背中を支えているシンデレラの手はアンナの体をやや強引に引き寄せた。
口を離したシンデレラがニヤリと笑う。
「貴女はいやに感じやすいな」
彼女の足がガクつき始め、太腿がドレス越しにすり合わせられていることが分かった。
「ゃ、だめ、も……ぉ」
アンナはどこか媚びるような視線でシンデレラを見つめた。
シンデレラが指先でアンナの唇の粘膜を撫で、アンナは唇を噛み締めたまま、潤んだ瞳で彼と熱い視線を交わす。
シンデレラは急に思い付いたように、胸を包んでいる手のひらに力を込めた。
「あっ、いっ……!!」
「すまない、つい力が入ってしまった」
そう謝罪しつつも突起の先端を勢いよく食み、強めに舌で上下に叩く。 しこり切ったそれははち切れんばかりで、薄く張った皮膚はもう、直接に欲情を注がれているかのようだった。
「あっ、ん……っ!」
痛みと快感が入り混じった刺激に、彼女が身をよじり、目を薄く見開き息を荒くした。
そして絶頂へと導かれるかのように身体がビクンとわななき、ベッドに深く倒れこむ。
「ぁ……あ……」
悩ましげな吐息をこぼし目は蕩けたように焦点を失っていた。
「フ…」
シンデレラはアンナの、すでに事後にも似た、しっとりと艶やかに乱れた反応に心を奪われた。