第9章 閑話シンデレラ…舞踏会編♥♥
女性とはどんな形状でも美しい存在である。
それは、シンデレラの持論だ。
男たる者が持つ美意識に比べ、女性の美しさとは圧倒的だ。
事実、男たちは女性を愛撫することを好むのだから。
その間もシンデレラは乳房を揉み続けていた。
指が先端に触れるたび、その部分は固く立ち上がり、震えて揺れているように見えた。
「フ、感じている?」
「………い、いいえ」
やんわりとつかまえて親指で芯をつぶすように転がす。
その刺激が強かったのか、アンナは逃げるように身を反らせる。
しかし、その際に背中にできた隙間にシンデレラの腕が入り込み、余計に彼女を追い詰めるだけだったようだった。
シンデレラが片方の胸を指でこね回し、もう片方は舌でなぶる。
舌の先をとがらせ………いかにも敏感そうな、細身の乳頭をくりくりと抉りアンナは彼の腕の中で体をしならせた。
そのまま胸をしっかりと寄せ乳輪ごと口に含む。
同時に滑らかな肌の感触も味わいたくなり、乳房の脇からウエストにかけて、温めるようにゆっくりと手のひらをすべらせる。
「うっ……あぁ……」
その声は今までで一番甘く、女の弱い場所を責められている様子が見て取れる。
アンナの体は小刻みに打ち震えていた。
(生意気でいやらしい胸だ)
先端が膨らんだせいでなおさらに張り出した乳房を観察しながら、シンデレラは共に昂っていく自分を感じた。
アンナの喘ぎは彼の舌使いよりも大きな音量で、室内の空気を微かに震わせた。
彼女が息を吐き出すたびにその音は官能的な響きを放ち脳を焼く。
「も、もう……やめ……て」
「よく言う。 貴女の体は嫌がっていない」
一旦力をゆるめた彼女の腰を浮かせ、すぼめた唇でちゅぽちゅぽと胸の先端を可愛がる。
「ぁ、ああ……」
アンナは熱を持ったような疼きを彼の口の中で感じ、唇を噛みしめ快楽に耐えかねて腰をくねらせた。