第9章 閑話シンデレラ…舞踏会編♥♥
アンナの唇に吸い付くように口付ると心地よい熱が彼の全身を包んだ。
「ん……」
唇を荒々しくこじ開け、
「……っ」
口の中を舌で犯す。
歯茎の裏、頬の内側、上顎を舐めあげて、そして舌を絡めとると、アンナの舌が遠慮がちに応えてシンデレラに絡みついてきた。
彼女の固くすがめられた眉が艶めかしく、柔らかく絡み合っていた舌を積極的にチュウと吸われたので………シンデレラは若干驚いた。
(フム……どうやら彼女はこういうのがお好きらしい)
それならばとシンデレラが身体を横にしていたアンナを乱暴にベッドに組み敷く。
「!」
アンナは一瞬驚いたように目を見開いたが、やがて受け入れるように目を閉じた。
シンデレラの指先がドレスの裾をめくり上げると、そこからあらわれた足はぴったりと閉じられていた。
腿の間に手を入れてゆるくそれを割り。
隙間に身を置いた彼は腿に手を這わせ、アンナの柔らかな内腿に歯を立てて噛み付くと………アンナが膝を揺らして小さく悲鳴をあげる。
「ぁ、やっ、い、いたいっ……!!」
そこから逃れようと体をひねるが、彼女の両の腿はシンデレラの手によってしっかりと押さえつけられているため逃れられない。
「痛い? そうは見えないが」
「ぅん……っ」
アンナの白い脚が羞恥にこわばる。
シンデレラの手が、腿と脚の付け根を揉むように撫でながら、脚の間の薄布を少しずつ湿らせていく。
シンデレラはそれを早々に取り去ろうとはせず、ねっとり舌を這わせて彼女の形を確かめるかのように、薄い布の上を往復していた。
アンナが柔肌越しに彼の熱い息遣いを感じ、シンデレラの息や舌が彼女の秘所に触れるたびに、アンナの身体が愉悦に悶える。
「あっ、やっ、やぁっ」
吐息交じりの音色が彼女の口から溢れ出す。