第8章 ラプンツェル…少女の物語♥♥
マドカの両脇に手をついていたフリンが頭を下げて再び彼女と肌を合わせる。
蜜口がぱくぱく開閉して求めている。
フリンの言うとおり彼女には始めての感覚だった。
「ああぁ………」
再びズルルルル……と膣道を開けられて、マドカはそれを喉を晒して悦んだ。
「欲しがったらあげる………ここは…どう?」
剛直の角度が変わり下から上に押し上げる。
彼女の目の前が真っ白になり、快感と一緒に言いようのない高揚がマドカを包んだ。
「っ……っ…フリ…ン……そこお…っ!」
「ん…もう少し…ここ? どうして欲しい?」
ぬちゅり、ぬちゅりと僅かずつ狙いを変えて焦らすように軽く小突く。
マドカが腰を浮かせてくるので、フリンが挿入したまま上体を起こして膝立ちになった。
支え持つ彼女の体を上から眺める。
彼女の肩から胸、腰から腿にかけるまでのなだらかな曲線を食い入るように見入り、フリンは息をつめてマドカの返事を待つ。
「あっ、そこ…奥…っ……突いて、欲し…っ」
涙声でねだってくる彼女は浅ましくいやらしく………そしてたまらなく愛おしかった。
マドカが自分から欲しがってくれた。
「うん…良かった」
心からほっとしたフリンが小さく呟いた。
フリンはマドカに教えたかった。
なぜ人は抱き合うのかを。
そして今度はお互い高まるために。
「………ねえ、恥ずかしいこともっとしよう」
いたずらっぽくフリンが囁き、軽く持ち上げたマドカのふくらはぎに口を付ける。
五感を快楽だけに集中させる。
自分の体に正直に、断続的に締め付けてくれるマドカに溺れることにした。