第8章 ラプンツェル…少女の物語♥♥
マドカの顔を覆っていた手を外される。
彼女の顔の横で軽い力で指を繋ぎ。
そうやって、いつもの平和そうな表情に戻ったフリンが体内に侵入しようとするものだから、マドカは大いに戸惑った。
「あうっ……見ない、で。 入っ…て…来ないで…」
まだ絶頂の余韻が残る腟内がビクビク震えていた。
緩く動くたびに深さが増し、押される感覚にマドカは呑まれていた。
(少し、痛い……? それなのに…なんで)
これは、どの男にも付いているものだ。
何度も自分に言い聞かせ、突風みたいに快感が幾度も体を貫く。
「んう…っ…あっ…っああ、あっあっ」
フリンがぐいぐい腰を押し付けて、深いところを掻き混ぜられるとマドカの声の色が切羽詰まったものに変わった。
「そんなに気持ちいい?」
「……っう…そ、んな…こと……っあ…ん」
「気のせいかな。 何度も見たけど…こんなきみを今まで見たことないから」
重苦しい質量で往復を始めた熱は早々にマドカを焼いた。
広げられっぱなしの秘唇と膣奥の間をねちねちと責め立てる。
側面や奥の粘膜を叩いてはちゅうっっと素早く口付けては去っていく。
かと思うと再びみっちり埋められ、下腹全体に響くほどに大きく掻き回す。
「あ、んンンっ」
感じる場所の全てに触れてくるのか、
触れてくる場所の全てが感じるのか。
マドカは分からなくなった。
「ふあ、あああっ…も…ダメえ……っ」
「……またイキそうだね」
浅い所で急に動きを止められ、ズクズクする熱の余韻だけが体に溜まる。
「は、ハアッ…」