第8章 ラプンツェル…少女の物語♥♥
マドカの肌が薄らと桃色に染まり始める頃。
ようやくフリンが自分の上着や肌着を肩から滑らせて彼女の体に自分を重ねた。
「あっ……ああっ…っ」
柔らかな胸に半身を押し付け、たったそれだけのことでマドカの背中が床から浮きかけた。
隙間に腕を回すと、まるでそこから逃れようとするかのように身動ぎをして、かと思うと抑え気味に甘く鳴く。
「は…ハアッ……ん」
ともすれば声をあげそうになるのが嫌なのか、マドカはずっと唇を噛みしめていた。
手のひらが直に胸を揉む。
彼女の乳房は豊かだったがフリンの手は丁度よくそれを包んだ。
まだ責めていない乳首は心なしか勃ちかけていた。
フリンは一定のペースで事を進めていて、彼の頭の中は自分でも驚くほど冷静だった。
「………いやっ……いや」
たとえ彼女が泣いても今のように、子供みたいにむずがっても、今の自分が出来ることはこれぐらいだと思っていた。
その源を考えてみる。
(こうすべきだから? 違う。 これは僕の意思だ………それでも、僕はマドカちゃんを抱きたくて傍にいたわけじゃない)
目の前にある胸の頂点を口に含み、小さなこれをマドカと同じに扱いたい。
少女に接するように注意深く大切に。
(そうしなければ、この子は壊れてしまうから)
何度か唇を滑らせてほんの少し強く舌で舐めあげる。
マドカは彼が心配になるほど過敏に反応し、しなやかな体をくねらせた。