第8章 ラプンツェル…少女の物語♥♥
ここへはマドカを抱きに来るというのに、いつも彼女の口や手で済まされてしまう。
男はここに来た時から思っていた。
今日こそはこの女に入れたい。
我を忘れて喘ぐさまが見たい。
柔らかそうな躰の上で果てたい。
急に傘の部分が膨らんだのを感じたマドカが肉棒に手を添える。
彼女の目が弓状に狭まり、それはまるで微笑んでいるかのようにみえた。
「…っ…う!」
唾液で滑りを良くした女の手が肉棒に絡みつく。
見えない口内ですぼめた粘膜と、ぬめぬめした舌が亀頭に絡みついて男を責めた。
チュプッチュプッ、チュパッ
マドカを止めようとしたが、今にも発射しようとする熱量に抗えない。
「うあ、ああっあっ」
ビクンッと大きく腰を震わせ、男が頭上を仰ぐ。
青臭い体液がマドカの口に拡がり、彼女は時間をかけて精をゆっくり嚥下した。
「はあっ…ふう……っくそ」
悪態をついた男が彼女の肩を荒っぽくつかんだ。
マドカがそんな男を不思議そうに見る。
「………なに?」
「このままで終われるかよ………っ! たんまり溜め込んで来たんだ。 朝まで可愛がってやるぜ」
「ふふ…それならもっといいもの持ってきなさいよ」
精を吐き切り半勃ちの男の部分と、彼がマドカに贈った食糧や着物を交互に見、彼女がクスクス笑う。
バカにされたのかと思った男が彼女を押し倒し、両脚をぐいと開かせた。
男は再び自身がみなぎってくるのを感じた。
口許がニヤリとゆるむ。
「………」
「………心配すんな。 オレが帰る頃には足腰も立たないだろうよ。 へへへ…」
しかしマドカの目はもう男を見ていなかった。