第7章 ラプンツェル…妖精の物語♥️
途中までは平気だったが、美和は裂けるかと思うほど痛かったし、今もめくれあがったみたいにズキズキする。
(デモ、おかしいのデス)
人間の女性は、もっとずっと気持ちよさげだったと美和は思う。
最初に性器同士を合わせていたとき以上に。
「………やっぱり僕たちには無理なのかな」
ポツリと寂しげに呟く、リュートの指先が優しく美和のヒリヒリした性器を撫でている。
美和はこれも不思議に思った。
彼は元々優しいが、最中や今は一段と優しくなったような気がする。
「リュートは………気持ち、よかったデスカ?」
「………ん、うん。 正直。 だから止まらなくって」
チクリ。
(………?)
恥じ入ったみたいに地面に視線を落とす、リュートを見てるとまた美和の胸が痛んだ。
人間の性交とは色々痛いらしく、奥が深い。
それでも、嫌とはどこか違う。 美和はそんな彼をみつめた。
「リュート、ワタシは何か………見落としてるコトがある気がシマス」
「うん? ちゃんと突っ込んでドバッっと出したよ」
「ソウではなく。 アレはちゃんとワタシもリュートも気持ちいいハズなのデス」
「………そうなの?」
「ワタシ、少しの間、人間の元でもっと勉強してきマスから。 だから、それまでここを燃やさずに待っていてくれマスか?」
「ふむ」
うん、いいよ。 と言いかけ、リュートは言葉につまった。