第7章 ラプンツェル…妖精の物語♥️
リュートが精液が出たのかと焦って確認するもそうではないようだった。
「え、これきみも出るの?」
言いながら、彼女から排出されているらしい、粘度のあるぬめりのお陰で動きが楽になったことに気付いた。
ぬりゅぬりゅ腰を小さく回してすり付け。
「あっ、はあっ……ああ」鼻にかかった声を出し、
ますますと余裕なさげに、
おかしくなりつつある美和を注視する。
ついでに秘部の様子も変化してきた。
乾いていた時にやや窪んだ所があったが、その辺りをかき混ぜているうちに、全体がほぐれて柔らかくなっている。
「……あ……ぅうん」
美和の、くりっとした漆黒の瞳が潤んでさ迷い、彼と目が合うと言葉もなく長いまつげを伏せた。
やや経って。
閉じたまぶたに違和感を感じた美和がゆっくり目を開く。
「………? 怪我、してマシたか?」
なぜ彼がそんなことをしたくなったのかは彼自身にも分からない。
彼女の両脇に手をついたリュートが目の上に唇を付けていたようで、それに気付いた美和が頬を赤らめる。
「ん…違うけどさ。 怪我じゃなくても人間はしないの?」
「………こ、今晩のリュートは……おかしいのデスね」
「え? どうみても美和の方がおかしいよ」
真面目な顔できっぱりと言われ、美和が黙り込んだ。
「体の方は置いておいて、そんな顔とか声とか諸々」
自分がおかしいのなら美和のせいだろう。
『そんなコトはありまセン!』
そんな風に、彼にいちいちつっかかってくるのは彼女ぐらいのものである。
リュートは快活で勝ち気、それでいて賢い彼女を好ましく思っている。