第7章 ラプンツェル…妖精の物語♥️
「ん? どうかした?」
こすこす。
いかにも繊細そうな造りのひだを掻き分け、軽い力で圧していく。
「へ…何だか………デスね…っひ」
「ここは痛いところ? 舐めてあげようか」
裂けているようにも見えるので聞いてみた。
美和の体から力が段々と抜けていき、後ろに倒れていく。
「い、痛くはナイ…っケドおっ……」
地面に肘をついた彼女が時おりお尻を浮かせ、薄い胸や腹を反らせる。
こすこす、こすこす。
彼女の、ゆるく開いた膝がゆらゆら揺れていた。
「どんな感じ? 顔が赤いよ」
「んう…っアツ、い………?」
「………ふうん」
はあ、はあ、と息を弾ませて答える美和に不審な表情を返しつつも、リュートがふむふむと頷く。
妖精とはそもそも好奇心が旺盛な生き物である。
と、彼が自らの皮膚に、何かが当たっていることに気付いた。
「あれ、何これ? 小さくて硬いのが…ああ、知ってるよ。 女性についてる僕のやつ」
たしか呼び名は違うよね。 リュートが言って、何となく小粒な突起へのマッサージを始めた。
「っ! はあっ…っ」
しかし包皮につつまれたそれは、亀頭の先でつつくと気ままに向きを代えてしまう。
それで彼は、もう片方の親指と人差し指で突起を固定した。
くにくに摩擦を加えてみる。
「ひあっ……ッあ、はっ」
先ほどから、美和の様子がどうもおかしい。 リュートは思っていた。
(でも何だろう。 楽しいような気がする)
自分の胸がトクトク高鳴っているのを彼は感じていた。
「美和も楽しい?」
ちゅく。
湿った音が耳を掠める。