第1章 みにくいあひるの子 …池のほとりで♥️
「オオカミさん、どうしたの?」
今のこの時間が好きだ、とアヒルが気付く。
「真弥、おれの女の子になってよ」
言うと彼女の香りがまた甘くなったような気がした。
(おれにはこの人が必要なんだ………)
木こりは嬉しそうにぶんぶん、と大きく縦に頷いた。
人の姿になった彼が木こりの匂いの元を探り始める。
初めて目にする人の裸身の女性。
それは神秘的で美しくアヒルの目に映った。
途中の行く先々に口付けを落とし、指先で愛撫を加えた。
辺りに木こりの喘ぎと快楽の密度が増して沈んでいく。
目的の場所はぬるんでいて、複雑で繊細な色をしていた。
(ここ、かな。 凄く小さいみたいだけど、どうしよう)
アヒルは木こりに針の穴ほども傷付いて欲しくなかった。
はふはふと心地よさげに悶える、彼女のまんまでいて欲しかった。
それで一旦オオカミに戻ってから木こりの足の間に顔を埋める。
「ぁあんっ…そんな、所…」
抗議してくる木こりには少しの間我慢してもらう。
アヒルは彼女の両膝を開かせたまま手で抑えた。
長い舌をピッタリ木こりの秘部に沿わせ、細かに上下に動かしながら柔らかな割れ目を開いていく。
ヌルックチュ…クチュ…クチクチュッ
濡れた薄膜が舌に絡み付く。
どんどん舌を沈ませていき、両側にくぱっと開いて裸になった粘膜をズルル…と舐めあげる。
木こりの腰は地面から離れて背中ごと浮かせ、しょっ中おののいていた。
それに伴い、甘酸っぱい体液もどんどん湧いてくる。
「気持ちいいんだね」
木こりは口を結び、何も言わずに微かに頷いた。
穴の上の方に丸い突起が顔を出しかけていた。
舌先で軽く触れると、ビクンッと彼女の体が反る。
その反応に感じ入り、アヒルは優しく鼻先でそこをつつく。
同時に、自分の舌を穴の中にも入れていく。
「ぃ…っうんンっ…っ! ぅぁあん…! あっぁっ」
聞いた事がない種類の木こりの声に鼓動が鳴る。
うねうね動く襞を掻き分け、オオカミの長い舌が奥のコリコリした箇所を見付けた。
「…っ!!」
木こりの反応が激しくなってきていた。
そのコリコリを舌先を回して弄ぶ。
アヒルはまるでお菓子を食べてるみたいな、不思議な気分だった。
食べている心が芳醇に潤う、甘くてうんと上等な。