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翼に憧れて【進撃の巨人】

第3章 存在


46

『怖いわけないです…。兵長が優しいこと、私知ってますから。』

「ほう…。」

マリーは手で顔を隠して、ゆっくりと話しはじめる。

『なんだか最近、兵長を見ると恥ずかしくなって。自分でもよくわからないんです…。こんなの初めてで…。』

「そうか。なら…。」

さらにリヴァイはマリーの顔に近いて、

「調査から帰ったら俺が話しを聞いてやる。だから待ってろ。」

そう言って去っていった。

なんだったんだ今のは…。
マリーは力が抜け座りこむ。

先ほどハンジに言われたことを思い出した。

『…あ。兵長!』

振り向くリヴァイ。

『どうかご無事で!待ってますから!』

マリーにはリヴァイが少し笑った気がした。
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