• テキストサイズ

翼に憧れて【進撃の巨人】

第3章 存在




ハンジと別れ、マリーは廊下を歩いていた。

すると前方から来るリヴァイの姿。

ちゃんと挨拶をしよう…この間来てくれたお礼も言わなきゃ。

マリーはリヴァイの方へ足を進める。

ドクドクと苦しいぐらいに鳴る胸。

どんどん距離が近くなる。

む…無理だ!

直前になって目をつむり、顔をそらして曲がろうとした。だがその瞬間。

背中に強い衝撃。
恐る恐る目を開け顔を上げると、視界いっぱいにリヴァイの顔。

マリーはここ最近でずいぶん身長が伸びていたが、リヴァイよりわずかに背が低いため見上げる形になる。

顔の横にはリヴァイの手。

今の状況が理解出来ず、
ただあたふたとするマリー。

「おい、てめえ。なんで目を合わせようとしねぇんだ。」

耳元で発せられた言葉に顔が赤くなる。

「そんなに俺が怖いか?」

リヴァイが話す度に耳にかかる吐息に頭がいっぱいになる。


/ 111ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp