• テキストサイズ

翼に憧れて【進撃の巨人】

第2章 選択




途方に暮れてしゃがみこむ。
どうしよう…。

「あれ?お嬢ちゃん迷子かい?」

横から声を掛けられ振り向く。

『お姉ちゃん…。どうしてわかったの?』

「ハハ。女の感ってやつかな。あたしの部屋においでよ。散らかってるけどね。話しぐらいは聞けれるよ?」

『知らない人にはついて行っちゃダメなんだよ?お姉ちゃん名前なんて言うの?』

「人に名前を聞くときはまず自分からって教えてもらわなかった?」

ニコニコしながら顔を覗き込んでくる。



『…マリー。』

「そうか…私はハンジだよ。
よろしくね、マリー。」

なんだか一瞬だけ違う、温かい眼差しだったような気がした。

/ 111ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp