• テキストサイズ

翼に憧れて【進撃の巨人】

第1章 終わりと始まり


※『』は夢主、「」はその他です。


3年前 シガンシナ区


『ねぇ!今日おじちゃん来てくれるんだよね⁈』
少女マリーは皿を机に並べる父親の背中を嬉しそうに叩く。

「マリー!わかったから手伝ってちょうだい。おじちゃんとお誕生日のお祝いするんでしょ?」
母アルマが笑うと、
「娘があの方のことをおじさんと呼んでいることには慣れそうにないなぁ。」と父フリッツが苦笑いをする。

「あら。あなたにとってはお兄さんじゃない。最後に直接会ったのはマリーが7歳になった時だから丁度2年ぶりね。」

「もうマリーも9歳かぁ。」

特別裕福な訳ではないが、毎日が幸せに満ちていた。

だかその幸せの終わりが近づいていることにまだ誰も気づいてはいない。
/ 111ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp