• テキストサイズ

翼に憧れて【進撃の巨人】

第2章 選択




瞼を開ける。
目に映ったのは空ではなく天井。

…よかった。夢じゃない。

体を起こして辺りを見回すと、机に向かう大きな背中が目に留まる。

『おじちゃん?』
不安げにそう呼ぶ。

「おや。起きたかい?」
ちゃんと応えてくれることが素直に嬉しくなる。

「昨日はいろいろあって疲れたんだろう。まだ夜中だ。もう少し寝ていなさい。」

『……お母さんたちのこと聞かないの?』

「マリーが話したくなった時でいい。今は体を休めるほうが大切だよ。」

「それに…。」



「いや。これは朝話そう。おやすみ、マリー」

疲れていたのか、目を瞑るとすぐに再び眠りについた。
/ 111ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp