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傍にいる[推しの子]

第14章 芸能界 第6話 ▲



考えに考えた末に出した結論は
アクアの力になりたいという事
何も変えられないのならとことん付き合う
純粋な気持ちだった

考えてみたら私生きてた時滅茶苦茶
アクア推しだったし

推しの為に力になりたいと
思うのは至極当たり前な訳で…

流石に2つの件が阻止
できなかった事からアクアを家に
呼んで私の正体を話そうと決意した

と、同時に今私が出ている
ドラマの事で相談をしたかった
そう、少し厄介なあの役について

だけど…

私の正体を話している内に口論になり
アクアに押し倒され急に次の話題を聞かれた

困惑する中、はっきり言って
忘れていたのだが何とか思い出して
話をし始めた時の事だった

「出来たのか??」

『へ…??』

困惑している私に何かを悟った様な目で
アクアは次にこう言った

「出来たんだろ、男」

『…はぃ!?』

追い打ちをかけるようにアクアは言う
何か凄まじい勘違いをされている
早く訂正しないと、と考えていたら

「…は、渡さない」((ボソ

アクアは何かを呟いたのだが
聞き取れなくて聞き直そうとした瞬間

『え、何…んっ///!!』

私はアクアにキスをされていた

「レン…」

『…あ、くあ///??』

アクアの様子がおかしい

「そういえばレン、蜜ドロの役で
なんか言ってたよな??」

唐突にアクアは問いかけてきた
私が相談したい事だったのだが
アクアの目が私に聞いた事だけを
答えろと言っているよう気がして…

『そ、そうだけど…///』

「確か…主人公の片思われ役…だっけか」

『それなn「そしてその主人公に」』

「軽く襲われる…、と」

相談したい事ドンピシャなのに
何故だか私の感覚がまずいと感じている
逃げないといけない気がするのに
アクアは私が逃げられないように馬乗りになった

『あ、アクア…どいてくれないかな///』((フイ

「こんなんで狼狽えてどうすんだよ
そんな調子で演技出来んのか??」

『そ、れは…っ///』

痛いところをつかれ、反論出来なかった
それに対しアクアは

「俺が練習相手になってやるよ」((ニヤ

そう言って私を舐め回すように
見つめてニヤリと笑う
嫌な予感がする…

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