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傍にいる[推しの子]

第13章 芸能界 第5話



「漫画…この世界が??
レンが俺の事を俺以上に知ってる…??」

『うん、だからアクアがこれから
何をしようとしてるのか知ってるよ』

レン曰くこの世界は漫画で
俺の事を読んで知っている
そして何をしようとしているかも
知っているという

「…」
(ならレンは俺の企みを
理解してるって事だ…だとしたら答えは…)

『私は…、アクアの力になりたい』

「…は??」

『アクアの役に、立ちたい…
勿論、アイに頼まれたからじゃないよ??
ただアクアの力になりたいの』

予想斜め上の回答が返ってきた
普通止めにかかるんじゃないかと
思っていたが、どうやら違うらしい

「…俺の企み知ってるんじゃないのかよ」

『知ってるよ!!
父親を探し出して復讐する
私の記憶が正しいならそのはず、違う??』

「違わない、だからこそ余計理解出来ない」

『…え??』

「だってそうだろ??
普通、母親を…アイを殺されたからって
父親を見つけ出して復讐するとか
頭おかしい奴の考えだろ」

自分で言ってて悲しくなってきたが
実際の所、そうなのだから

『それはっ!!』

「どうせお前は!!
元の世界で生きてた時俺の話を読んで
馬鹿だなとか思ったんだろ!?」

『思ってないよ!!私はただ!!
アクアが幸せになって欲しいって!!
そう思っt「うるさいっ」きゃっ』((ドサ

レンが言ってる言葉が全部戯言に
聞こえて苦しくなり言葉を遮って
少しでも黙らせたくて俺はレンを組み敷いた

「いつから前世を思い出したのか
そんなのはどうでもいい…
思い出してからずっと心では
嘲笑ってたんだろ!?」

半ばやけくそに吐き捨てた
そう思ってたんだろう、と

『思い出したのはアイが死んだ後で!!
お葬式の時にはどうしようってずっと
考えてたんだよ!?』

「…」

『私がこの世界に転生した理由を考えたの!!
何か意味があるのかなって…
ルビーのアイドル阻止、私知ってたんだよ!?
アクアの力になりたくてずっと傍にいた!!
でも結果は変わらなかった…っ
かなちゃんの役者頼みも私が
何を言っても結局アクアはその話に乗って
結果は変わらなかった…』

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