• テキストサイズ

傍にいる[推しの子]

第13章 芸能界 第5話



アクアside

1人暮らしと言う新事実をレンから
聞いて俺は混乱状態

一言も本人から聞いていないからだ

だからほぼほぼその事実を知ってから
会話が無いままレンの家に着いた
場所的には苺プロに徒歩で来れる距離にある

『…えと、話してなくてごめん
その、言うタイミングを逃してたというか…』

「いや…それはしょうがない、が…」

引っ越して間もないという事もあり
今は2人でベッドに並んで腰掛けている状況だ

(いや、普通に考えてこれは
まずいんじゃないか??
引っ越したばかりで荷解きが
終わってないとは言え、男女が
ベッドの上ってのは…)

『あのね…、大事な話って
言うのは2つあって…』

悶々と頭の中で考えていたら
レンが口を開いてポツリと話てきた

「…おう」

『その…1つ目の話は
簡潔に言うと知ってるの…』

「…知ってる??」

『うん、アクアと
ルビーについて私、知ってるの…』

「待てレン、話が見えない

そりゃ昔から今にかけてずっと
俺達の傍にいてくれてたから知ってても
何もおかしくはないだろ」

一体何を言い出すかと思えば
至極当たり前な事だった…が…

『違う!!そうじゃないの…』

「じゃあなんなんだよ…」

『アクアとルビーが転生してるって事…
アクアの前世が誰だかって知ってる!!』

「な、に言って…
そんな非現実的な事起きる訳…」((フイ

突然の「前世と言う言葉に」
俺は無意識にレンから目を逸らした

『…雨宮 吾郎』

「っ!?」((ビク

『産婦人科医で…B小町のアイを推してた』

俺の前世の名前 俺の前職 アイ推し
全部ドンピシャでレンは当ててきた

「何でそんな事知って…」
(ありえない、誰にも話していない内容を
どうしてレンが知ってるんだ…
いや俺は知ってる、身に覚えがある、けど…っ)

『…私もある意味、転生者なの』

レンはそう話し始めた

『アクアと同じ、転生者なの
でも決定的に違うのは、私はこの世界の
人間じゃなくて外の世界の人間なんだ』

「…いや待て、どういう事だ??外の世界??」

『簡単に言うと、この世界は私が好きで
読んでた漫画の世界で…つまり私は
アクアの事をアクア以上に知ってる転生者なの』

/ 225ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp