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傍にいる[推しの子]

第40章 恋愛リアリティーショー 第17話



やはり様子がおかしい
前までスマホはあまり弄っていなかったのに
こうやって話は出来るものの
絶対にスマホを手に持っていて弄っている

たまにレンを
見るとスマホを見て微笑んでいる
いったい何してるんだ…??
アプリゲームをやっている訳ではないみたいだが…

「そもそもあんたやらないの??」

『今回は見守る専門でーす』((ニパ

「相変わらず仲良いなお前ら」

「まぁね、って言うか
私野球なんてやった事…あっごめっ!!」

「いいよ」

有馬はほんとにやった事がないって言うのが
伝わる投げ方でキャッチボールをしてくる
その投げ方のせいで俺の所に球は来なく、
全く違う所に投げた球は飛んでいく
有馬が焦って謝ってきたが別にこうして
付き合ってくれてるだけ有難いから気にしない

「…私みたいな下手っぴじゃなくて
もっと上手な人誘えば良かったんじゃない??
ルビーとか…どうせレンは出来るんでしょ」

「妹に学校サボらせる兄が居るか」

「シスコンきも…」

『私は上手い下手は置いといて
一応出来るけど動きたくない』((タッタッ

「怠惰過ぎるでしょ…
てゆーかあんたスマホ…」((ジト

『てへぺろ☆』

「それ古いのにあんたがやると
可愛いからムカつくわね…」

「あんま弄ってると目悪くなるぞ」

『…んー』

「…」

…何度も言うが
やはり気の所為じゃない
少しの間を置いて空返事を
する様になった気がする

「じゃあ「今ガチ」の人とか…仲良いんでしょ??」

「まぁ悪くはないけど、一応仕事って言うか
そういう気安い関係でもないし」

あくまで俺とレンは仕事で出演
してるだけでそれ以上でもそれ以下でも無い

「そうなんだ」

「嘘吐いたり打算で動く事ばっかで
何の打算もなく無駄な会話出来る人間ってのは
俺の周りにレン以外はあまりいない
その点有馬相手なら気を使わなくて良いし」

「使えやコラ…んーでもま、そういう相手に
選んでくれたってのは悪い気はしないかな」

『…ちょろちょろのかなちゃん』

「そこ煩いわよ…
「今ガチ」そろそろ収録大詰め??」

「ああ」

『…あっという間にねぇ』

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