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傍にいる[推しの子]

第39章 恋愛リアリティーショー 第16話



「レンもアクアと一緒に
あの動画の案を考えてくれたんでしょ??
すっごく嬉しかった、ありがと!!」

『…うん』

「あかねがもう変なのは分かったけど
アクアも灰簾もなんか変じゃない??」

「ん〜??」

「確かめてみよう
ねぇアクたん、そこのポーチ取って」

「今考え事してる、自分で取って」

「それ位いいじゃん、取ってあげなよ」

「うん、はい」

「「…」」

「レンたん、そこのペットボトル取って」

『今じゃないとダメ??』

「喉乾いたんじゃない??取ってあげなよ」

『そうだよね、はいメムちゃん』((ニコ

「ほら!!2人ともおかしい!!
マジでアクたんああいう感じが好きなんだ」((ヒソ

「あかねきっちり仕上げてきたなぁ」((ヒソ

「そんなんじゃねぇ」

いや、確かに好きだがそうじゃない
だから静かにしてくれ

「でも何で灰簾ちゃんまで??」((ヒソ

「そこは私にも分からないケド」((ヒソ

『…』

「ほらほら好きなんか〜??」((グイグイ

「こういうあかねが好きなんか〜??」((グイグイ

「やめろ」

「「ん〜〜??」」

「だからマジでやめ…///」

俺だって訳が分からないんだ
どうしたらいいのか分からない
ましてやレンの前でこんな…

『っ!!』

「いや反応…ガチじゃん」

「っ…」((ダッ

俺はこの場にいるのが嫌になって
レンを置いて教室を出た

『「「「…」」」』

「あかねどうする!?
これガチでガチのやつあるよ!?」

「どうするどうする!?」

「ど…どうしたら良いのかなぁ…」

「あっ!!いつものあかねに戻っちゃった!!」

『…』

「えっあかね的にガチで来たらガチで返すの!?」

「マジで付き合うルートある!?」

「ありかなしで言ったら…ある///」

『っ…』

「「きゃー!!」」

「いやだったらもう裏でもあの感じで
攻めるしかないでしょ!!」

「マジ!?」

「マジ!?」

「「面白くなってきたー!!」」

───

当たり前の事だが教室を出てからの
4人の事を俺は何1つ知らない

この時、レンを連れて教室を出ていれば
この後あんな事にはならなかったのだろうか…

───

「面白くない」

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