第36章 恋愛リアリティーショー 第13話
「アクたんが作った動画を私達なら
公式アカウントにアップ出来るし路線は確保出来てる
動画のクオリティ次第ではデカめのバズも期待出来る…
完成したらデータちょうだい!!アップしとくよ!!」
「いやそれ位自分で…」
「アクたんは何曜日の何時にアップするのが
1番RT稼げて何文字程度の投稿が1番インプレッション
高いか知ってるの??」
「いや…」
「私はネット上のマーケティングとセルフプロモーションで
ここまで来たんだよぉ??
こう見えてバズらせのプロなんだけどぉ??」((ニヤ
『プロのメムちゃんもこう言ってるし失敗したら
水の泡になるかもしれないから任せよ??』
「…そうだな」
『じゃあメムちゃん、お願いします』
「まっかせて~!!」
レンもこう言ってるしこれはメムに任せた方が
良いと判断した俺は動画のアップはメムに任せ、
次に用がある奴の所にレンと向かった
- 楽屋 -
「ふぅん??じゃあ俺楽曲提供するよ」
「そんなの出来るのか??」
「いや俺レーベル所属の音楽でメシ食ってるプロ
なんだけど…自分のバンドで作詞作曲してるし
ヨソに提供してたりすんだけど…」
『すっごぉい!!
私そういう才能ないから憧れちゃうなぁ…』
「灰簾ちゃんに
褒められると何か照れるな…///
なんかエモい感じで泣かせりゃいいんだろ??」
レンに褒められ照れながらギターらしき楽器に
手を出しジャカジャーンと音を奏で始めたケンゴ
すると鷲見がヒョコリと来て提案をしてきた
「でもやっぱりさ
あのシーンは欲しくない??」
「あのシーン??」
「ほらあかねが私叩いちゃって
それを私と灰簾ちゃんが
優しく抱きしめるシーン♥」
『確かにあったけど…』
「でもあそこカメラ止まってて…」
『ノブくんの言う通り、
止まってたはずじゃ…??』
確かにあのシーンがあればもの凄く使えるが…
あのシーンはノブとレンが言うように
カメラが止まっていたはず…
「ふふっ甘いなぁ…プロモデルである私が定点カメラの
位置を気にしてないと思う??一応カメラに気持ち
良く映るポジでやってたんだよ??」
『そうなの!?』
「色々台無しなんだけど…」
「女って怖ぇな…」