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傍にいる[推しの子]

第35章 恋愛リアリティーショー 第12話



- 警視庁渋谷警察署 in アクアside -

「ううぇあっうぅうううううう!!」

「娘から番組は見ないでと言われていて
私はネットにも疎く…こんな事になっていたとは…
どうして話してくれなかったの…??」

「だっで…じんばいがげだくながっ…」

「馬鹿…」

- 通路 -

「呼ばれた時は色々
覚悟してたけどよくやったわアクア、
灰簾ちゃん、誇らしいわ」((ポン

「…」

『すみませんミヤコさん…
私のマネージャーの代わりに来てもらって…』

「いいのよ、寧ろ貴方の事
アクアとルビー同様、娘だと思ってるもの
もっと甘えてくれていいのよ??」

『ミヤコさん…っありがとうっ』((ギュー

警察が俺達を保護した後
割と直ぐに保護者に連絡をしたらしく
黒川の母親とミヤコさんが来た

レンのマネに関しては
ミヤコさんが手をうったのだろう

薄々気づいてはいたがミヤコさんは
レンを娘の様に思っていた事が判明した

「よしよし…で??
他人に興味無さそうにしてちゃんと見てたのね」

「別にそんなんじゃない…
人は簡単に死ぬ…誰かが悲鳴を上げたら
すぐ動かなきゃ手遅れになる
今回はレンが教えてくれなきゃ
流石に間に合わなかった…」

「灰簾ちゃんが…??」

『あ、えと…流石に…炎上が
酷過ぎたからずっと気になっちゃって…』

「…そうだったのね」

「タクシー代はあかねに後で請求する」

『もう、アクアったら』

「ケチね」

「あかね!!」

他愛も無い話をしていた時だった
丁度部屋から出て来た黒川を鷲見達が呼びながら
駆け寄って行き…そしてパンッと乾いた音が響いた

「っ…」

『ゆきちゃん!?』

「このば…なんでこ…ん!!
しんぱいさせて…!!」((グスッ

『…』

「なんでもぉ!!相談してよぉ!!」((ギュー

「ごめ…」

流石に吃驚したレンが止めに
入ろうとしたがその心配は、無さそうだな
…聞くなら今しかないな

「あかね、お前これからどうしたい??」

『ちょっとアクア今じゃなくてもっ』

「いいから少し黙ってろ」((ボソ

『っ…』

レンはきっともう少し落ち着いてから
話した方が良いと思ったんだろうが今しかない
これは黒川が決める事で、これからの動きに関わる

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