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傍にいる[推しの子]

第31章 恋愛リアリティーショー 第8話 ▲



朝食を食べ終えた後、レンは買い物に
付き合って欲しいらしく各々で出掛ける準備をし、
先に準備が終わった俺は玄関で待っていた

『アクアごめんっ!!お待たせ』

と、洗面所から声がしたのと同時にパタパタと
玄関に向かって来たレン

「…」

『…アクア??』

「…」

『ちょ、アクアさん??』

レンを見た俺は自分の目を疑った
これまで幾度となく私服なんか見てきたし
申し訳ない程度の化粧だって見てきた
髪の毛だって同じだ…なのに…

「…お前、何か違くないか??」

『ほぇ!?』

「…服装のジャンル変えた??」

『あー…うん、そうだね』

「…」

高校入る少し前までの私服は
ロリータ系に近い服を好んで着ていたはず…
でも今レンが着ている服はスイートカジュアル系で
上半身は黒色の7分丈でシースルーを肩から肘まで
採用、肘の部分はリボンが付いて胸元が
大きく開いている、下半身は白色のミニスカートで
黒色の花の模様が所々にあるものだが薄めの
素材を使っているのか凄く涼しそうだ…
と言うか生脚はヤバいだろ…けしからん
そして何よりショルダーバッグをしているのだが
その…所謂パイスラッシュと言う状態になっていて
自然と胸に目が行ってしまう

『そんなに見られると…
ちょっと恥ずかしい、かも…』

「え、あ…ごめん」

…そんなに見てたのか俺
見慣れない服装だからって見過ぎたか…

『どっかおかしい??』

「いや、おかしいんじゃなくて、その…」

『ん…??』

今日の自分の化粧や服装が悪いのかと
心配そうに俺に問いかけるレン
おかしい訳が無い、寧ろ…

「…新鮮で…か、可愛いと思って///」((フイ

『かっ…///!?』

「…んだよ///」((チラ

言ったこっちが恥ずかしくなって
レンから顔を逸らしてしまった
今度はレンが何も言わなくなったから
少し…いや、かなり無愛想に問いかけた

『…あ、りがと…///』

「…!!」

ほんとにあのレン…なのか??
今までこんな恥じらいながらお礼なんて
言わなかったぞ…いや可愛い事には変わりないが

「ごほんっ!!」

『「っ!!」』

「そんな所でイチャイチャしてたら
いつまで経っても出掛けらんないよぉ??」

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