第4章 幼少期 第4話
「いや今ちゃんと本人から
自己紹介してくれただろ…」
「私星n『星野瑠美衣ちゃん!!』」
『さっきアクアが教えてくれたっ
名前可愛いから羨ましいっ!!
ルビーちゃんって呼んでもいいかな??』((コテン
「っ…つらい///」
『え、大丈夫??
気分悪い??休む??』((アセ
(ガチで心配してるレン可愛いな…///)
「ち、違くて!!
灰簾ちゃんが可愛過ぎて辛いの!!」
『へ!?そんな、可愛くなんか…///』
(ん??初めて照れてる顔見るな
照れてる顔も可愛いってなんなんだ…///)
「そんな事ないよ!!
ね、お兄ちゃん!!」
「何で俺に振るんだよっ///!!」
「え、何となく??」
(こいつ…)
『ふふっ』
「「!!」」
『2人とも仲良いね
私も混ざりたいなぁ』
「お兄ちゃんなんて置いといて
私と仲良くしよ!?」
「おい何でだよ」
『私2人と仲良くなりたいっ』
「むーっ仕方ないから
お兄ちゃんも混ぜたげる」
「仕方ないって…お前なぁ…」
「私の事はルビーって呼び捨てでいいよっ
私はレンって呼ぶね!!」
『うんっ分かった
よろしくねルビー!!』((ニパッ
「うぐっ///」
(お兄ちゃん助けて可愛過ぎて辛いっ///)
(俺に助けを求めるなっ///)
1人の女の子相手に俺とルビーが
悶えているとバンッと机を叩く音が響いて
振り返るとそこにはまた女の子が居た
「ここはプロの現場なんだけど!!
遊びに来てるんなら帰りなさい!!」
『あぅ…』((オド
(あ、レンが困ってる)
「えと…」
「私は有馬かな
今日の共演者よ」
「…あ、あの子あれじゃない??
えっとなんだっけ…重曹を舐める天才子役…??」
「10秒で泣ける天才子役!!」
『かなちゃんごめんね
五月蝿かったかな…』((シュン
「ええそうね、五月蝿かったわ」((ズバ
「レン、知り合いか??」
『知り合いというか友達と言うか…』
「レンは私の後に出た子役
私はこの子より先輩なの!!」
(なるほどな…)
「そもそも私を知らないってどういう事!?
ドラマでの泣きっぷりが凄いって皆言ってるの!!
凄いんだから!!」