第26章 恋愛リアリティーショー 第3話
- 苺プロ -
「はー…焼き肉とは豪勢ですね
可愛い子達を眺めながら食う肉は
さぞ美味しかったんでしょうねぇ」
帰ってきてそうそうルビーに捕まり、
嫌味を言われた
「いや、ただの付き合いだし」((ツヤツヤ
「嘘だ!!顔から堪能感が溢れ出てるもん!!」
「出てねぇよ??」((スッ
(若い体は脂っこいの無限に食っても胃が
全然もたれねえ、最高すぎる)
「目を見て話せ!!
日曜は皆でご飯食べる日って約束じゃん
番組始まってからずっとこうだ
そもそも番組って放課後に集まるって
コンセプトでしょ??
いつも収録土日じゃん、やらせだやらせ!!」
「別にそれくらいいいだろ…
学業優先してくれてるだけ優良だ
ていうか思ったより恋リアにヤラセは無いぞ
一部の人間はあからさまにやってるけど
大抵の奴は極力自分を良く見せようとする程度
そんなのリアルでも皆やってる事だろ??
合コンに行けば同じ光景が見られるぞ」
「行った事無いから知らないけど…
じゃあ皆マジで恋愛してるの??」
「そのスタンスもまちまちかな」
Q.恋リアでリアルに恋するの??
<意外と好きになっちゃうなぁ、
ファンの目もあるし番組内では
そこそこに済ませたいけど-yちゃん(15)->
<するよぉ!!ホストに本気に
なっちゃう感覚に近いかもぉ!!-Mちゃん(18??)->
<カメラ向けられると仕事モードに
入っちゃってなかなかねえ-Kくん(17)->
<するわけない、仕事だぞ-Aくん(16)->
<俺はガチよ??なんなら結婚まで
いけたらおもろない??-Nくん(17)->
<分かりません…自分の役割果たすのに
精一杯でそんな余裕が…-Aちゃん(17)->
<どうだろ、好きとかそう言うのよく分かんないし
でも…この番組きっかけでその気持ち分かったら
良いなとは思ってるよ??-Kちゃん(16)->
<俺は結構ガチだな!!
あわよくばずっと一緒にいたいぜ!!-Bくん(18)->
「恋愛リアリティーショーは今まで見た事
無かったから不勉強でさ、色々偏見から入った
ワケなんだけどリアルを売りにするだけはある
想像してたよりやらせが少ない
そして思ったよりも各々の人間性を
そのまま映す構成になってる…」
「考え込んでどうしたの??
やらせが少ないのは良い事じゃない??」