第21章 その後の私たち
三人目が生まれて二ヵ月後。子育てには協力的なマーフィスのおかげで、大変ながらも毎日が幸せである。
そんな中、久しぶりにマーフィスが恍惚な笑みを浮かべ、激しく腰を振っていた。乱暴に流れる汗を拭いながら、吐き出す精と共に私のお腹を愛おしそうに撫でている。
「ミアの中はやっぱりいい・・・。」
熱を帯びた瞳が、私の目を覗き込む。
「このまま、続けていい?」
色を帯びた目は、私の目を反らさせてくれない。
「ハァッ・・・もう固くなった。ホラ、触って。」
私たちが繋がった部分に手を引かれ、それを確かめさせられる。いつにも増した、質量が半端ない。
「ミアはもっと俺が欲しくない?俺はミアがもっと欲しい。あぁ、今度は俺の上に乗る?ミアの乱れた顔が見たい。」
マーフィスに乞われて、いつの間にか私はマーフィスの上で腰を振っていた。途中の記憶はない。マーフィスは私の腰を掴み、甘さを含んだ笑みを浮かべながら熱い息を吐いている。
「ミア・・・ミア・・・もっと俺を食べて。ミアの一番奥で食べて・・・んふっ・・・ミア・・・愛してる・・・愛してる・・・んっ・・・イキそ・・・ミア・・・。」
一際甘い声を上げたマーフィスは、勢いよく私の中で弾けた。そんなマーフィスに触発される様に、私も果ててはマーフィスの上に倒れ込んだ。
「マーフィス・・・まだ、出てる。」
「ん・・・全部ミアの中に出したい。」
マーフィスの欲は、収まることはなかった。私の記憶が飛んだのは、その直ぐ後のこと。
どれだけ眠っていたか分からない。いつもの温かい体温に包まれ、私は幸福を味わっていた。
「あ、起きた?」
「マーフィス・・・。」
「どうした?」
私からキスをすると、当たり前に応えてくれる。
「・・・いいのか?」
「夢の中でも、マーフィスに抱かれてたの。」
「夢の中の俺もミアが好きで好きで仕方ないんだな。」
触れるだけのキスから、舌を絡み合わせる深いキスへと変わって行く。
マーフィスが私の上に覆い被さり、舌先が私の肌をなぞっていく。所々に咲いた赤い花は、マーフィスの執着を知らしめるもの。
欲が果てるまで、睦み合い愛し合った。
「このまま抜いたら大変なことになりそうだな。」
「抜いちゃうの?」
「ん?まだ、抱いていいのか?」