第2章 “才能”
私の行動を不思議に思ったのか少し先で赤い車がハザードを焚き止まっているのがバックミラーに見えた。
バイクを急発進させ限界速度に到達したバイクは白い車の、青い車がぶつかった方とは反対の方に衝突し、大破した。
私はぶつかるより少し前に射出型ワイヤーで脱出。
偶然か運なのか導かれているのか分からないが何ブロックか先のバイク屋で同じバイクを見つけた為、即決。ヘルメットも新しくし、3人の待つ園子の家に戻った。
「世良ちゃん、ごめんなさい。バイク大破しちゃって。私の携帯もその時壊れて。連絡もできないからどうしようって思ってたら、偶然同じバイクがあったから、買ってきたの。
これで、許して貰えないかな?」
3人にすごく心配したんだぞと怒られたものの、世良は愛車がなくなったことは寂しいけど無事で良かったのとバイクとヘルメットが新しくなって嬉しいよと言ってくれた。
降谷said
風見に連絡し、事故処理を待とうとした頃
バイクがふかしている音が聞こえた。
音がする方に振り返るとさっき犯人をぶっ飛ばしたバイクがこちらに全力で向かってくる
バイクは僕の愛車RX7と派手にぶつかり大破した。
が、その直前、バイクから飛び降りた運転手を見て驚いた。
ーー彼女だーーー
煙が立ち込めていた為、よく見えなかった。
急いで移動するも、そこに彼女の姿はもう無かった。
2章 🔚
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