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D.World.

第2章 “才能”






主人公said

コナンくんに”安室透の番号が欲しい“と送ると直ぐに返信が来た。恐らく推理ショーが終わった位置にいるのだろう。

ーーー情報漏洩、
   まぁいいかーーー

急いで携帯でメッセージを打ち込み、送信する。
その場で沖矢さんから貰った携帯を叩き落としバイクで踏み潰して破壊した。




安室said

携帯が鳴り、メッセージを受信するマークが表示される。
ーー知らない番号、


“次にその場から移動する時、毛利小五郎は後部座席に乗せろ”


この感じ、あの時の手紙と同じ感覚ーーー

とりあえず今は、考えている時間は惜しい。
この場を移動しなければ。
車に乗り込む直前、毛利探偵に話す。

「カーチェイスになるかも知れません、危ないので毛利先生は比較的安全な後部座席でいて下さい。先生に何かあっては、僕も蘭さんやコナンくんに顔向けできませんので。もっとも、そうならないのが1番ですが。」

苦し紛れかも知れないが我ながら饒舌だなと思う。ペラペラとよく出てくるものだ。

俺の発言に対し毛利小五郎は
あったりめーだと言いながら結局後部座席に乗った。




主人公said


まぁ、私はどこでどうなるか分かってるけどと思いながら哀ちゃんの指示に従っている。
見覚えのある通りに入り、ゆっくりバイクを進ませると哀ちゃんが話した。
「目の前を通るわ!今通った車よ!江戸川くんが乗ってる!」

住宅街をぬけ、大通りに出る。
後を確認すると赤と白の車がそれぞれ見えた。

一度減速させ、白と赤の車が横並びになるのを確認すると直ぐに速度を上げた。

白い車が横向きになりサイドを引いた音に合わせるかのように青い車が正面から衝突する。
犯人が出てきたタイミングで私は思いっきり犯人の顔をバイクでぶっ飛ばした。

直ぐバイクを発進させる。
赤い車に合わせて速度を調整し、運転席の沖矢さんに携帯を返すと沖矢さんの口が動く。

「代替えを用意します。」

流石だな。沖矢さんに貰った携帯は壊したのに気付いてるんだとわかる。頷く仕草を見せ、私はバイクの向きを変えた。
地面に足をつけバイクをふかす。


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