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D.World.

第1章 手順



コナンsaid

驚いた。この人は自分をコントロールする術を常に持ち合わせていて、今考えていた事を一度無かった事にするかの様に目を閉じたら次に開ける時には目つきが変わっていた。


主人公said

話しながら歩いているうちに阿笠博士の家に着いた。

「はかせー、灰原ー」

コナンくんが呼ぶ。奥から灰原哀と阿笠博士が現れ、哀ちゃんは私を視界に捉えるなり、誰?と言いながらコナンに視線を向けた。

「それを今からここで聞くんだよ。」

コナンが少し俯き口角を上げ笑っている。
哀ちゃんはいつものコナンくんの態度に額に手を当てため息を吐いた。
阿笠博士が飲み物は何がいいかと聞いてくれるのでコナンくんと同じアイスコーヒーで大丈夫だと告げるとその場の全員が固まる。このまま話を聞いてもらった方がいいかと考えた私はそのまま続けた。


「突拍子もない話で、混乱させたくはない。だがこの身体と、この携帯1つでここに来たのには何か理由があるんだろうと思っている。
私はどうやら違う世界から飛ばされて来たようで。この先のあなた達に関わる全ての人間の未来を知っている。少なからずあなた達の過去も知っていて、それを証明する方法としては、コナンくんが工藤新一くんだって事も灰原哀ちゃんが宮野志保ちゃんだって事も知ってることと、コナンくんの腕時計が麻酔銃だということ、そのベルトがボール射出ベルトで靴がキック力増強シューズだということ、あとは眠りの小五郎の正体はコナンくんでチョーカー型ネクタイで謎を解いて活躍している。って事を話せば信じてもらえるか、或いは敵側に行ったらやばい奴って認識して貰えると思ってる。」


固まったまま動かない3人は頭の中を整理しているようで、阿笠博士はコーヒーができているのにも関わらず、動けない様だ。

私は阿笠博士の横に行き、2つのグラスに氷を入れコーヒーを注ぎ、コナンくんの前にさしだす。今度はカップを2つとり、哀ちゃんと阿笠博士に差し出して哀ちゃんには砂糖の入ったポットとミルクを出して、自分のグラスにコーヒーを注いで一口飲んだ。



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