• テキストサイズ

妄想姫と魔法のステッキ【R-18】

第8章 歓迎!ようこそ極楽温泉……** ※異種・GL※



あ でもでも…ッ

居る居る 普通の人間も居た居た

…この村の入口の所で 出会った村人も

受付嬢の村娘も普通の人間だったし

普通の人間も居るし 別の種族の人間もいる様だ

岩風呂に浸かっている
普通の人間ではない種族の
女性をついついチラ見してしまいつつ

いろはがその岩風呂の
奥にある洗い場に向かうと

洗い場の所にも 1人先客の姿があった

一見すると普通の人間に見えて

いろはは内心 ホッとしてしまったのだが

1人の金髪の女性が頭を洗っている場所の

隣の洗い場にいろはが座って陣取って

自分の身体を洗う用意をしていると

そのいろはの隣で髪の毛を洗っていた

金髪の女性が 頭を流し終えて顔を上げると

その金髪の間からピンっと尖がっている耳が
金髪の下から顔を覗かせているのが見えて


違う…この人…人間じゃない…

エルフだ…


「えっ、エルフが居るッ…」


と…言ってしまって しまったと思って 

それから自分の口を塞いでも もう遅い訳で…


『何?アンタ、何言ってんの。
もしかして、エルフも見た事ないの?
信じられない、どこの田舎者なのアンタ?』

金髪に緑の瞳をした
見た目はアイドル並みの
超絶美少女のエルフが鋭い眼光で
こちらを睨むようにして見ながら言って来て

「すっ、すすっ、すいません…ッ。
わっ、私、産まれてこの方、
人間しか居ない島に居た物で…」

いろはは自分の身体を小さく縮めて
萎縮しながらエルフに向かってそう答えた

と…兎に角… このエルフさんの
気を悪くさせちゃってるみたいだから

と… とりあえず 謝って置いて…
何とかして…この場を乗り切らないと…ッ
/ 616ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp