• テキストサイズ

妄想姫と魔法のステッキ【R-18】

第8章 歓迎!ようこそ極楽温泉……** ※異種・GL※



受付の村娘から 支払った
代金と引き換えに銭湯の靴箱の鍵の様な
木製の札を手渡されて 
そのまま素直に木札を受け取った

『では、こちらの木札の方を…
中のスライム風呂の所に居ります。
担当の係の者が待機をしておりますので、
お渡しして頂いてよろしいでしょうか』

「あ、はい…、これを係の人に
渡したら…いいんですね…。わかりました」

直接これを 温泉のエリアにある
スライム風呂の前にいる
係の人に渡して欲しいと言う事の様だ


いろはが受付の奥へと進むと

…脱衣場に続いている様で

入口が きっちりと

男性用と女性用に分かれていて

中も ちゃんと男女別になっている様で安心した


温泉の入泉料金を支払った時に
身体を隠したり洗ったりするのに使える
フェイスタオルくらいのサイズの
手拭いの様な布を貸して貰えたので


いろはが脱衣所で服を脱いでカゴに入れると

その布で前を隠しながら 

温泉へと続く扉を開いた


脱衣所の扉を開いた先は湯煙で包まれて居て


岩風呂には数名の先客が居る様だが

温泉の湯けむりが邪魔して良く見えないが

その湯煙の中に先客と思しき人物の

シルエットが浮かんでいるのが見えて


「……――――ッ!?」


初めて見るその姿に 

いろはは驚いてしまったのだが…

ネコミミとネコの尻尾のついた女性が居て


そのネコミミの女性の隣には

身体の皮膚がびっしりと鱗に覆われた

硬そうな爬虫類の様な

皮膚をした青い肌の女性の姿もあった



もしかして…

普通の…人間が…いない?感じ??


ああっ でも…良く考えたら

一番いつも見てる 羊の執事のメリーにも

その頭には羊のあのクルっとなった角があるから

こっち側…では…普通…なのかも…

/ 616ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp