第8章 歓迎!ようこそ極楽温泉……** ※異種・GL※
スライム風呂……と言うのを
…その言葉だけで どんなお風呂なのかと
色々といろはが想像をしてみる
お風呂の湯船に果物風呂の様に
ぷかぷかとスライムが浮いているのだろうか?
それとも
砂風呂とかの延長の様なイメージなら
温泉で温めたスライムに包まれて
まったりとリラックスして
ほかほかで温かいぷよぷよの
スライムの…感触を楽しむのだろうか?
『スライムと一緒に気持ち良く、
個室でゆっくり、リラックス出来ますので、
皆さん、スライム風呂をご利用になられますよ。
スライム風呂は入泉料金とは
別途料金になりますが…、如何なさいますか?』
温泉の入泉料金とは別に
スライム風呂には追加料金が発生するらしい
スーパー銭湯とかの温泉施設にある
別料金の岩盤浴エリアの様な
そんなイメージなのだろうか?
他のお風呂は…
私達の現実世界にもあるから
どんな感じなのかは…想像が出来るけど
ここの名物と言う位で
ここでしか 楽しめないらしい
スライム風呂をお願いする事にして
「お願いします、スライム風呂入ります」
『はい、畏まりました。
そうしましたら、
合計で1500Gになります』
そう料金を告げられたが
この世界での
金銭感覚は私には無いので
この金額が日本円に換算すると
いかほどの価値になるのかは
私には見当も付かないけど
この世界のお金…らしいものも
自分の荷物の中に予め入っていたので
その辺りは親切設計になっている様だ
入泉料金の500Gと
スライム風呂の追加料金の1000Gの
合計1500Gを支払った
『はい、確かに…1500G…
お預り致しました。それではこちらをどうぞ』