第8章 歓迎!ようこそ極楽温泉……** ※異種・GL※
「とりあえず…、温泉は…この先…か」
”温泉はこの先 ↑”と書かれた看板が
いろはの目の前に現れて
その看板の指示に従って
いろはが 山道を進んで行く
癒しの温泉…とは言っていたけど…
山の中にある秘湯なのだろうか…
「…っと、ここは…村?」
案内の看板に従って歩いていると
いつの間にか山の中にある
小さな村にいろはは辿り着いていた
『あら?どうだい、アンタ…。
村の人間じゃないねぇ。
見かけない顔だが、アンタ、旅人かい?
こんな高い標高の山の
何にも無い様な村に…何か用かい?』
そうその村の住人らしき女性に声を掛けられる
「あ、はい…この辺りに
癒しの効果のある、
温泉があると聞いて来まして…」
『ああ、アンタも、温泉に来たんだねぇ。
こんな山奥に…ある温泉まで来るなんざ。
アンタも相当な温泉好きだねぇ~。
温泉だったら、そこの奥にある道を
真っすぐに道なりに進めば行けるよ』
「ありがとうございます」
その村人の女性が
温泉へ続いている道を教えてくれて
いろはがその小さな山の中の村に入ると
集落の中の道には
敷石がちゃんと敷かれていて補装されている
温泉までは集落をこのまま
この補装された道を集落の奥まで進んで
この道に沿って
真っすぐに道なりに進んで行くと
癒し効果抜群の…温泉に辿り着ける…らしい