第8章 歓迎!ようこそ極楽温泉……** ※異種・GL※
「とりあえず…、この看板に
…従って進めば…良いのかな?…」
とは言っても…
そうするしか 仕方ないんだけど…
看板の指示に従って 真っ白の世界を
歩いている内に…ある事に気が付いた
何も無かった白い世界だったはずなのに
いつの間にか道があって
私は茶色の土で出来た道を歩いていて
「あれ?道…が…ある…」
真っ白な世界の1本道
どこまでも平坦な道だったのに
道しかない世界を歩いていて
ふと… 上をいろはが見上げると
真っ白の世界だったはずなのに
自分の頭上には
空があって 向こうには山がある…
「え?景色…いつの間…に?
それに、真っ白じゃ…無くなって…る…し?」
どうなってるの?といろはが周囲を見渡すと
私は…山の中の登山道…の上に居て
どうやら……
私は…今 温泉があると言う
この先の山の頂上の村に向かって
細い道を歩いている途中……と言う”設定”の様だ
「確かに…、設定は大事、うん、大事」
その”設定”を私が理解したら…
世界が急に変化したな…
もしかしたら…予め…このシナリオにある
”設定”を私の脳が
イマジネーションして補充したから…なのかも?
その辺りは…今は メリーが居ないから
あくまでも…私の想像…の
範疇…での話でしか…無いけど