第7章 消費コスト
まだ… 私はこの世界では
超初心者の駆け出し姫だし…
お1人様シングルプレイについても
オモチャなんて使った事無かったし
最後に付き合ってた彼と
別れてから…と言う物
それすらも…してなかった…もんな… 全然…
とは言え…
魔法のステッキに魔力を補充しないと
世界を創造する事が出来ないから
この卑猥棒形態からお姫様ステッキを
元の魔法少女ステッキの姿に…戻してあげないと…
ちらっといろはがメリーの方を見ると
こちらを見ているメリーと目が合って
ゴソゴソとメリーが自分のポケットを弄って
何かを探している様で
そう言えば…全然膨らんでない
あのメリーのズボンのポケットから
太陽と月のオブジェクトが…出て来たんだっけ?
『今日は…姫様には…、
沢山頑張って頂きましたからね。
こちらは…メリーからのご褒美に御座います。
本来でありましたら、こちらは…
姫様がご自身のお住まいになります、
お国を創造して頂いた後に
お渡ししようかと思って
取っていた物では御座いますが…』
そう言いいながらも
今日頑張ったご褒美だと言って
ガチャガチャのカプセルの様な物を
メリーがこちらに手渡して来て
そのカプセル
(サイズは普通のカプセルだった)を
いろはがメリーから受け取った
そのカプセルの中を覗き込むと
カプセルの中には可愛らしい
お姫様が寝る様な
ヒラヒラの天蓋付きのベッドが入っていて
「わぁ~、可愛い。
これ、何?ミニチュアの家具?
小さめのドールハウス…に置けそうな
ベッドが入ってる。可愛い、ベッド~」