第7章 消費コスト
『ええ、2つ…姫様には
ご創造をして頂いているので…
必然的に…そうなりますが…』
やっぱりな回答が
メリーからはこちらに返って来て
「で…、今回の…その癒しの
シナリオ担当も…やっぱりメリーなの?」
『いいえ、拾い物のシナリオですが?
あの…シナリオは
お気に召して頂けませんでしたので、
私はしばらくは…
シナリオの方はお休みに御座います。
あの、姫ガチャの中のサポートキャラに
”小説家”とか”脚本家”と言うモブが
入っている事がありますが…。
こちらの世界に配置せずに、自分専用の
シナリオ担当…として配置せずに…
お手元に、置かれている姫様も
おられると…お聞きした事が御座いますが』
メリーが言うには…
今回の…癒しのシナリオは
メリーが考えたチュートリアル…とは違い
シナリオ置き場から拾って来た
どこかの姫…の考えたもの…なのだそうだ
そんなえっちな小説置き場…
みたいなものがあったんだ…ッ
むしろ…そんな物を
投稿…する…機能があるんだったら
それだけ…共有して
皆でえっちなストーリーを楽しんで
お姫様ステッキを使って
ひとりでお楽しみをするだけじゃ
やっぱり……ダメ…なのかな…?
でも確かに…
自分のえっちな妄想のシチュエーションを
仮想現実みたいに楽しめるよって言われても
よっぽどの妄想力がある人しか…
その機能で最大限に
楽しめないんじゃないかなって思うし
好きに想像と言うか妄想して良いよって
自由にされ過ぎても想像しにくいもんな逆に