第17章 世界の中心に魔力を注ぐ
けたたましい… 爆音で
…緊急事態を知らせる警告音が…
鳴って居るのが…聞こえて…
そうか… メリーが…言ってた…っけ?
魔力消費…を…極限までする方が…
魔力が飽和する状態よりも…
魔力が空っぽになって
枯渇する状態の方が…危険だって…
あ~確かに…何か…これ
このままじゃ……
マズい…感じ…する…か…も?
段々と…自分の意識が…
薄れて行くのを…いろはが感じて
「メリ…ぃ…、助け……て…、め…り……」
ここで…彼に…助けを求めても
無駄なのかも…知れないけど…
朦朧とする意識の中で
メリーに…助けを求めてしまって居て
いろはの意識は…その場で
プツリ…と途切れた
ーーー
ーー
ー
いろはが…目を醒ますと…
肉肉しい場所でも無くて
かと言って 宇宙空間でも無い場所に居て
もしかして…
あのまま…死んじゃったとか?
「ここ…もしかして、天国だったりする?
私…、あのまま、死んじゃったのかな?」