第5章 次の日…の朝
「じゃあ、相手もシチュエーションも
自分の思い通りのままって事?
でも…自分のその考えたままじゃ…その…
先の展開が見えてるって言うか…」
『燃えない…と言う、ご心配にありますか?
姫様…画面の右下…の辺り…、
ご視界の右下に”オート”と
書かれたボタンが
ありますのが見えますでしょうか?』
確かにメリーが言う通りに自分が見えている
視界の右端に”オート”と
書いてある青いボタンがある
「これのこと?オートボタン」
『ある程度育成が進んでいる世界なら、
そのオートボタンで姫様が
この世界に居ないお留守になされる時間も
姫様がお造りになる場合よりは
程度が劣りますが、この世界を
自動で育てる事も可能にあります。
その間にも魔力は消費し続けるのですが。
それは育成のパートの場合の
”オート”機能の使い方ですが。
魔力補充のパートでの”オート”は
展開の保証は…できませんが…、ご想像を
お続けになる事が難しくなった場合に
自動生成に展開を任せる事も可能であります。
ただし…こちらの機能を、魔力補充で
ご使用される際にはご注意点が…幾つか…』
そう言って妄想しなくても
えっちなバーチャルリアリティーを
自動で用意してくれる お便利機能についての
注意点をメリーが話して来る
この世界…は私の世界だから
私が色々な物を創れば創る程に
世界その物が私との
シンクロ率を高めて行って
私の好みの展開を
用意してくれるようになるのらしい