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妄想姫と魔法のステッキ【R-18】

第17章 世界の中心に魔力を注ぐ



「メリーは極端なんだよっ!
ほどほどに…してよ…ッ」

『左様に御座いましたか。
では…その様に…』


そう言ってメリーが…近すぎる距離感から

身体の距離を離して来て ほどほどにしてと

そう 私が言ったから…

今は…メリーと…手を繋いでいる状態なのだけど


広間の先にも…石の扉があって

先程程では無いが…こっちも大きな扉だった


ギイイイイッ……と自動ドアの様に

勝手にこっちの扉も開いて


この神殿その物が…

最深部に私を…招き入れている様な

そんな印象を…いろはは受けて感じて居た


その先には……最深部に続く長い通路があって

石の柱が等間隔に…通路の両サイドに並んでいる



長い通路を歩いていて…

時折…小さな揺れを感じる事に気が付いた

その揺れは…ある一定の間隔で繰り返されていて

ある程度まで…進んで…その小さな揺れが

しっかりとした揺れに…なった頃に…


ドクン… ドクン…と 


心臓が拍動する音が聞こえるのに気が付いた

その…揺れも…その心臓が拍動するリズムと

連動して…揺れていて

この先にあるのは…

超巨大な心臓なんじゃないかって

そんな風に…

私には思えて仕方ないのだったのだが


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