第5章 次の日…の朝
とは…言うものの
流石にここに
自分一人しか…居ない世界とは言えど
こんな太陽が昇っている明るい時間の屋外で
解放的にひとりえっちを
嗜む趣味は私には無いので
こそこそと人も居ないが人目を忍ぶ様にして
昨日 私がこの世界の
とりあえずの仮初の拠点として
創った 私の部屋に戻って来て
自分の部屋のベッドの中に
ごそごそと潜り込んだ
ピンク色のステック状の…
オモチャのスイッチを
恐る恐る…オンにして…
お1人…で…
本来の使い方…をしたのだが…
確かに…これを使ってイッたにはイッたのに…
その…こう…クリトリスに押し付ける感じで
そうなったのにも関わらずに
「魔法少女のステッキの
形態に戻らない…んだけど…?
もしかして、壊れちゃったのかなぁ?
言っても1000円の投げ売り…だし」
いろはの手の中の魔法のステッキは
大人のオモチャの形態のままで
まじまじとおかしくなってしまったのかと
どうせ1000円の安物だし…
もう壊れてしまったんじゃないかと
そのオモチャをあっちの角度から
こっちの角度から
回しながらいろはが見ていると
『何をなさっておられたのですか?姫様。
魔法のステッキが…
その姿のままであると言う事は、
姫様は、メリーの課題を…
お済ませになっておられないのですね』
そう自分の真後ろから
メリーの声が聞こえて
いろはがメリーの方に慌てて向き直る