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妄想姫と魔法のステッキ【R-18】

第1章 きっかけと言う名の始まりの夜



こっちも中途半端な刺激しかされなくて

そこじゃない~っとなりながらも

する事をするにはやっぱり…

受け入れられる様にしたいのもあって

その微妙にそこじゃない場所への愛撫を

そこですよって場所に…
自分の角度とかを腰を引いたりして
毎回こっそり気付かれない様に
角度を合わせたり…
涙ぐましい努力してたんだよ?こっちも

そんなこっちの苦労も知らないで

毎回終わった後に どうだった?
気持ち良かった?イッた?等々と

しつこく感想を求めて来ては

こっちが気を遣って

良かったよとか 素敵だったよ~って

あの彼のそっちを褒めれば


自分は上手いんだと思い込んでいた…け?

良いよな…そっちは…

毎回 しっかり 出すもん出して…たもんな

1回と言わず 毎回3度ほどは

それも…微妙に…こう…偶に…

こっちも…イケたりする時とかもあったりして


する度に…微妙に損をする様な…

そんな気分を…味わっていたのを…思い出すと


いろはがじっと 自分の手にある
缶チューハイの缶を睨む様にして見つめて

グイ…っと手に持っていた3缶目の
缶チューハイを傾けると
テーブルの上に空の缶を置いて
ピンっとその缶に八つ当たりする様に
いろはが缶にデコピンをすると

コロン…っと空になった
空き缶がテーブルの上で転がった

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