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妄想姫と魔法のステッキ【R-18】

第15章 執事の建前と嫉妬と焦燥



余りにも…メリーから普段感じない様な

鋭い視線を…向けられてしまって居て

その口調もかなりいつも以上に

嫌味が込めてあって 突き刺さって来るし


今回はあの変な警告音とかも無かったし

最後は気絶しちゃって…知らない間に

シナリオは終了してて

こっちに戻って来てたみたいだけど…


あの感じだと…いつも通りに

シナリオは…ちゃんと終了してた

…と思うんだけど…なぁ~


それに…ステッキだって…

ちゃんと魔力の補充が完了して

ちゃんと魔法少女のステッキの方に戻ってるし


また本体が 発光して

キラキラした感じにはなってるけど


メリーにこんな風に

追及される様な 疚しい事は…何もないはず…だ


いや…だって 元からこの世界のそれが

疚しい事をして魔力を補充するって設定だしね

じゃあ…だったら… 

メリーはどうして…

不機嫌を通り越して 怒ってるみたいな

そんな…表情は変わってないけど

…オーラが 全開で出てるの?


笑顔は笑顔なんだけどさ

全然目が笑ってないし

…額と眉間の皺がヤバいんだけど…?


メリーの不機嫌の理由がいろはには分からず

ただただ いろはは

そのメリーの急変した態度に

どうしたらいいのかと困惑してしまっていた



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