• テキストサイズ

妄想姫と魔法のステッキ【R-18】

第15章 執事の建前と嫉妬と焦燥



昨日のあのトラブルで…運営側が
システムエラーを…改善したのか…??


メリーがその光景を目にしながら

色々と考え事をしている内に

その…まばゆい光が…徐々に収まって来て


デイベッドの上に…ゆっくりと…

姫様のお身体が降りて来て

ベッドの上にお身体が収まる頃には

その光は収まって何事もない感じになって居た


すぅ…すぅ…と姫様は
規則正しい寝息を立てておいでで
そのお顔は穏やかなお顔をされていて
お顔の色も血色が良く
頬は…ほのかに赤味がさしていて

その…御変わりのない 姫様のご様子に

メリーはホッと…自分の胸を撫で降ろした


「……うぅ、…ん…ッ」


長いまつげの付いた 

いろは様の瞼が

ゆっくりと開いて


まだその余韻がお身体に残っているのか
ぼんやりとしたお顔で姫様が
不思議そうにして こちらを見上げていた


「ん…ぁ、…メリーだぁ…。
んん~、メリィ、おはよぉ~…」

『お帰りなさいませ、姫様。
シナリオの方は、如何に御座いましたか?
ミナト様のご無事は、
ご確認できましたでしょうか?』


こちらがその名前を出すと

それまでぼんやりとした顔をされていた

姫様がハッと何かを思い出した様な顔をされて


その顔を真っ赤に染め上げてしまって
赤くなってしまっている顔を
隠す様にして両方の手で押さえていた


/ 616ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp