第14章 貴方だけの特別なショートコース……***
自分の身体が…昨日の快感を憶えてて
そうされたいってジンジンと疼いて
もっと…気持ち良くされたいって思って居て
この先をして欲しいと中を潤わせている
「ミナト…さ…ん、この続き、
ここじゃ…なくて、その…
あっちで……して…下さ…いッ」
私の言葉に対する返事は…
ミナトさんがするキスとは思えない程に
熱い熱いキスで…こっちの吐く息すらも
求められる様にして…舌を絡められる
その熱いキスは彼の方の昂りを
私に伝えて来るには十分過ぎる程に十分だった
施術室の奥に見えていた…
パーテンションで区切られた場所にある
あの…マットレスが置かれているあそこまで
こっちから移動する時に
ミナトさんが…あっちとこっちを区切る
アジアンテイストの
パーテンションを閉めてしまったから
今は…私とミナトさんは…
パーテンションで区切られた こっち側に居る…
小さな…二人だけの…世界にも似た
お互いしか見えない様な空間の中に
今は…ミナトさんとふたりきり…で
パーテンションで区切られたこっち側は
施術室の明かりが落とされて薄暗い
マットレスの頭元にあるハートのライトが
ぼんやりとした淡い光を放っていた