第14章 貴方だけの特別なショートコース……***
思わず大きな声を出してしまった理由は
ミナトの尻尾がぬるっと
こっちの陰列を撫でて来たからで
クチクチと擦られる度に
その部分から水音がするから
これは…拭き残した水分の音じゃなくて
自分が気持ち良くなってしまって
自分の中から溢れて来た 愛液が
絡めて擦られて立てている音だって
そう思うと 恥ずかしくなってしまって
その音に羞恥心を煽られてしまって
その…感情を自分中で持て余してしまって
ジッとして居られなくなってしまうと
ミナトに助けを求める様にして
ぎゅうううとミナトの胸に
自分の顔をいろはが押し付けてしまって居た
『恥ずかしがらなくていいよ?
…いろはちゃん。
それだけ…、いろはちゃんが、
俺で感じてくれて、
気持ち良くなってくれてる証拠でしょ?
それに…さっきの話だけどね?
これは…いろはちゃんの彼氏として…
してる事…だから…施術じゃないよ?』
「…………ッ!!?」
これが…性感マッサージで無いのだったら
今…ミナトさんが…私にしてる…これは…
これは…一体…何…になる…の?
『ねぇ、いろはちゃん。
このまま…、この先も…しても…いい?』
さっきのミナトの言葉の意味と
今のミナトの言葉の意味を考えれば
自分が何を言われているのか…は分る…