第14章 貴方だけの特別なショートコース……***
どこで何がどうなってこうなったのか
今……私は 服も着ずに素っ裸で…
何故だか シャワールームの中に居て
目の前には…同じく素っ裸の
ミナトさん…が…居る訳…で
よしよしといい子いい子する様にして
ミナトに頭を撫でられてしまって
きっと…今の私は…可愛いとは程遠い
そんな顔をしているに違いない…ッ
このまま…身を委ねては…ダメなのではと
頭の隅では思って居る部分があるのに
そうされる…心地良さに…
もうちょっとぐらいなら良いかとか
最後までしないんだからいいやって
そう思ってる部分も…出て来てしまっていて
自分の考えも定まらずに
ゆらゆらと揺れているのが分かる
『シャワー。最初、
冷たいの出てくるから…こっち来て?
そこに居たら、冷たいのが…掛かっちゃうから』
ミナトがそう声をいろはに掛けて来て
温度を設定しても
その温度のシャワーになるまでは
冷たい水みたいなシャワーが出るから
今の場所では私の身体に掛かるからと
ミナトの方に引き寄せられてしまって
その腕に包まれる様にされてしまう
こう言う…さりげない感じの彼の優しさとか
ちょっとした気遣いみたいなのが…
心地いいと…思ってしまって居る自分が居る